絵を描く意味
なぜ絵を描くんだろう。
昔はただ自分が楽しいから絵を描いていました。
好きな絵を好きなときに好きなだけ。
でも、歳を重ねるにつれて、絵を描くことが苦痛になることが多くなりました。
あれだけ楽しかったのに、なぜ楽しんで描けないんだろう。
そう悩んだ結果、絵を描くことをやめたこともあります。
でも、最近なぜ絵を描いてつらくなることがあるのかわかったような気がします。
無意識に私は、絵を描くことを通して私という人間を知ろうとしていたんです。
だからたまに嫌になってしまうんです。
辛いと思うときには明るい絵をうまく描くことができないし、楽しいときには暗い絵を描くことが難しい。
どれだけ繕っていても心はごまかせないですもんね。
それでしんどくなったんだなーって。
でも、そう気づいてから逆に絵を描かないと自分の気持ちを整理できなくなっていました。
絵を描き、自分の気持ちを目に見える形にすることによって、見えるものがあるんです。
自分の感情を素直に描くことで、あぁ今こういうこと考えてるんだとか、これについてはこう思ってるんだってことが少しだけどわかるんです。
だから私は自分と向き合うために絵を描いています。
ヒューマくんは「設定のおはなし」を読んでくださった方はわかると思うのですが、
「ひとりぼっちの誰かの隣に現れて、その誰かの笑顔を見届ける」
そういうロボットです。
私の絵が誰かの支えになれば幸いです。
最後まで読んでくださった方々へ……
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