せかいシリーズ第1弾『言の葉のせかい』

完成しました〜!!!
なんて日文臭の強い絵なんだ笑
(文学部日本語日本文学科です)

やまとうたは人の心を種として よろづの言の葉とぞなれりける

をもとに書いたのですが、それに自分なりの考えを取り込みました。
ただ、古文のせかいを描きたかったわけではなく、自分含め現代の人々をあらわすような絵をかきたかったとゆーか……
なんか皮肉みたいな絵です笑

背景に散りばめられているのは心の中で疼いている人間の感情。
しかし、それを全部素直に出してしまえばこの世界からは疎外されてしまう。
だから人々は本当の感情を押し殺して、たったひとこと……

「あはれなり」

あはれなりは状況に応じて様々に用いられます。たとえば、悲しいとき。愛しいとき。素敵に感じたとき。かわいそうだと思ったとき。感心したとき。尊く感じたとき。

「しみじみと心が動かされる」
それがこの言葉の基本の意味です。

つまり、様々な感情を持ってはいるが、自分の心の外の世界に現れるのは「あはれなり」という、感情を特定できない曖昧な言葉だけだ。

そういうことを表したかったんです。

また、バックの文字は梅重ねという、春の十二単の色で書きました。(そのままだと主張激しすぎて薄めたので本来の色とは異なりますが…)
なぜ春を選んだかというと、私は春に明るくて希望があるイメージを持っているからです。心の底では希望を捨てずにいる。そんなことを表しました。

あくまでも私の考えなので、受け取り方は人それぞれでいいと思うし、人によってそれぞれの見方でみていただきたいと思います。(先に解釈的なものを言ってしまいましたが……)
絵は人によってそれぞれの解釈をされることを望んでいるとおもうので(???)

これからもどうぞよろしくお願いします!


(*´∇`)ノ ではでは~



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